創薬における新規候補物質の設計・評価・スクリーニング工程は、「バイオロジーの基礎科学」と「効率化のための実用化テクノロジー」の融合が必要とされる境界領域です。
近年の細胞科学の発展から、幹細胞やiPS細胞を応用した創薬スクリーニングや、新時代の薬である細胞を用いた再生医療など、新しい研究分野が急速に発展しつつあります。これらの基礎科学が、より多くの人たちに喜びを運ぶためには、研究成果を産業化・工業化するための工学技術開発のための研究が重要です。
本研究室では、生物工学的な視点から、細胞と分子と情報学、創薬の基礎研究と開発プロセス、サイエンスとテクノロジー、医療と産業、産官学など、多分野をつなぐための新しい実用化技術を研究し、融合的かつ独創的な研究開発を行うことでの社会貢献を目指しています。